雲心月性...

慈愛する和歌を拙筆くずし字で紹介致します。

新古今和歌集  巻第十二  恋歌二  1147

題知らず

なにとなくさすがに

惜しき命かな

あり経ば人や

思ひ知るとて

西行法師

(新古今和歌集  巻第十二  恋歌二  1147)

 

【新編日本古典文学全集「新古今和歌集」(訳者・峯村文人小学館)の訳】


題知らず

西行法師

 惜しくはないと思うものの、なんとなく、やはり惜しく思われる命であることよ。

 生きて過しているならば、人も私の心が分かってくれるかと思って。

 

【意訳】


題詞
高徳の僧が、とても大切なことを歌に詠む

 

作者
西行法師

 

 何気なく日々を過ごしているうちは、ことさらに意識することもないものの、
それでもやはり、捨てがたく、心に深く残るものこそ、儚くも尊き命、そして、

移ろいゆく時の流れなのでしょう。

 

 人の身は、幾年を重ねてこそ、なおいっそう、命の尊さが身に沁みるものなのでしょう。

 

日本古典文学全集」の脚注


山家集

西行法師家集

 

 


 

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