雲心月性...

慈愛する和歌を拙筆くずし字で紹介致します。

2025-06-10から1日間の記事一覧

新古今和歌集 巻第十二 恋歌二 1148

新古今和歌集 巻第十二 恋歌二 1148 題知らず 西行法師 思ひ知る人あり あけの世なりせば つきせず身をば 恨みざらまし 新編日本古典文学全集「新古今和歌集」(訳者・峯村文人・小学館)の訳 題知らず 西行法師 私の心が分かってくれる人のある世で、この有明…

源氏物語 各巻冒頭文 空蝉

空蝉(うつせみ) 「巻名」 『空蝉』とは、蝉、あるいはその抜け殻を意味いたします。この巻の名は、以下の贈答歌に由来しております。 『空蝉の身をかへてける木のもとになほ人がらのなつかしきかな』(光源氏) 『空蝉の羽におく露の木がくれてしのびしのび…

源氏物語 空蝉巻(全二首)

空蝉(二首) 空蝉の 身をかへてける 木のもとに なほ人がらの なつかしきかな 光源氏 ⇒ 空蝉(贈歌) 意訳 蝉がその身を脱ぎ捨てるように、衣を残して姿を消されたあなたではございますが、それでもなお、あなたのお人柄がしみじみと恋しく思われます。 ※「…

源氏物語 帚木巻(全十四首)

源氏物語 帚木巻(全十四首) 手を折りて あひ見しことを 数ふれば これひとつやは 君が憂きふし 左馬頭 ⇒ 女<恋人>(贈歌) 【意訳】 あなたと連れ添いし日々を指折り数えてみますと、まこと、これひとつだけがあなたのおつらさであったはずもなく。 ※「…