雲心月性...

慈愛する和歌を拙筆くずし字で紹介致します。

2024-11-27から1日間の記事一覧

沖津島集 30 31

霜夜なり凍る 窓辺の息白く 夢を結ひつぐ 筆の光よ 田心 (沖津島集 30) 月影に散りゆく 思ひ綴りけり 真心宿す 灯の筆の跡 田霧 (沖津島集 31) 沖津島集(自歌) 朧月を見つつ 1. なかなかにさやかな心きりぎりすささやく朧負けじと進む 2. こころには花啓く意…

古今和歌集  巻第四  秋歌上  175

天の川紅葉を 橋にわたせばや 七夕つめの 秋をしも待つ 詠人不知 (古今和歌集 巻第四 秋歌上 175) 意訳 天の川に紅葉の葉が散ったのを水に浮かべて、 橋のように渡すからなのだろうか、 たなばた姫は恋人の訪れる季節として、 秋を特に待っている。 解説 「…

古今和歌集  巻第十三  恋歌三  635

秋の夜も名のみ なりけり逢ふといへば ことぞともなく 明けぬるものを 小野小町 (古今和歌集 巻第十三 恋歌三 635) 意訳 秋の夜が長いというのも評判だけで実体が伴わないのだなあ。 逢うという段になると、 何か事をなすという間もなく明けてしまうのだから…