雲心月性...

慈愛する和歌を拙筆くずし字で紹介致します。

古事記 研究まとめ②「おのごろ島」(学部生時代のレポート)

 是に天つ神諸の命以ち、伊耶那岐命伊耶那美命の二柱の神に詔りたまはく、

「是のただよへる国を修理め固め成せ」

とのりたまひ、天の沼矛を賜ひて、言依さし賜ふ。故二柱の神、天の浮橋に立たして、其の沼矛を指し下ろして画かせば、塩こをろこをろに画き鳴して、引き上ぐる時に、其の矛の末より垂り落つる塩の累積り嶋と成る。

 是れおのごろ嶋なり。其の嶋に天降り坐して、天の御柱を見立て八尋殿を見立てたまふ。

 

 

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 宇宙の神である伊邪那岐神伊邪那美神が身を異にして命(みこと)のいのちをもって、伊邪那岐命伊邪那美命となりこの星に降りてきました。

 

『この定まらない星を固めて形にしなさい』ということで、まず星の発展を目指すためには、種族が必要ですので、これから二人で様々なもの生み出します。ふたりは宇宙の技術を持った優秀な科学者でした。

 

 古事記は当時の性教育にもなっていますので、当時の人にもわかりやすく伝わるように書かれています。人間のような表現をしてわかりやすく書かれていますし、実際、伊邪那岐命伊邪那美命もそうだったのかもしれません。

 

 一応、人間としては二柱の結婚の前の話で伊邪那岐命は、伊邪那美命と夜を共にできず、隠れて自分ひとりで嶋を創造しようと思いました。

 

 嶋を自分で創れるチャンスが出来たり、出来なかったりで、ようやく機会を重ねてできた嶋は、おのごろ嶋と言って、伊邪那岐命伊邪那美命の共同作業の嶋ではなく、これは伊邪那岐命がひとりで創った嶋という意味です。

 

 嶋とは、種族とも捉えることもできます。

 

 その嶋に降り立って、二人で生み出すための神々の神殿を創りました。八尋殿の〝八〟は神々が多い時に用いる数字です。これから、須佐之男命の章でたくさん出てきます。

 

 八尋殿がある意味で、エデンの園のような、遺伝子の研究ができる施設ではないかと思います。

 神話は世界で共通しているところがあります。

 

※ 現代では遺伝子工学者とはいわず、生命工学研究者らしいです。

 

 

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