此の時に伊耶那伎命いたく歓喜ばして詔りたまはく、「吾は子を生らし生らして、生らす終に、三の貴き子を得つ」とのりたまふ。其の御頸珠の玉の緒もゆらに取りゆらかして、天照大御神に賜ひて詔りたまはく、「汝が命は高天原を知らせ」と、事依さして賜ふ。…
是を以ち伊耶那伎大神詔りたまはく、「吾は伊那、仕許米仕許岐、穢き国に到りて在りけり。故吾は御身の禊為む」とのりたまひて、竺紫の日向の橘の小門の阿波岐原に到り坐して、禊き祓へたまふ。 是に左の御目を洗ひたまふ時に成りませる神の名は、天照大御神…
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