雲心月性...

慈愛する和歌を拙筆くずし字で紹介致します。

古事記 研究まとめ①「天地開闢」(学部生時代のレポート)

「天地初めて発くる時に、 髙天原に成りませる神の名は、天之御中主神。次に御産巣日神。次に髙神産巣日神。此の三柱の神は、みな独神と成り坐して、身を隠したまふ。」

 

「次に国稚く、浮ける脂の如くしてくらげなすただよへる時に、葦牙の如く萌え騰る物に因りて成りませる神の名は、宇摩志阿斯訶備比古遅神。次に天之常立神。此の二柱の神も、みな独神と成り坐して、身を隠したまふ。

 上の件、五柱の神は別天つ神 。」

 

「次に成りませる神の名は、国之常立神。次に豊雲野神。此の二柱の神も、独神と成り坐して、身を隠したまふ。」

 

「次に成りませる神の名は、宇比地迩神。次に妹湏比智迩神。次に角杙神。次に妹活杙神。二柱。次に意冨斗能地神。次に妹大斗乃弁神。次に於母陀流神。次に妹阿夜訶志古泥神。次に伊耶那岐神。次に妹伊耶那美神。

 

上の件、国之常立神より以下、伊耶那美神より以前を、幷せて神世七代と称ふ。」

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 古事記では、日本人がかつて使っていた優秀な

【暗号の】言葉を、〝言〟(こと)と〝意〟(こころ)と表現していました。 

 

 神々はこれを、『表(おもて)』と『奥(おく)』と呼んでいますが、混乱しますね。この『奥』が、知識がなければ読み取れない部分でした。

 

 日本は、古来(こらい)から[奥(おく)]の文化なのです。本当に言いたい心は、[奥]に隠します。隠された物事の本質を読み取り理解するのが、日本人の得意なところです。

 

 では、[奥]と言うものを、当時の人は何と呼んでいたか。

 

 『枕(まくら)』です。さらに、混乱します。

 

 『枕(まくら)』とは、簡単に表現すると『暗黙(あんもく)の了解の言葉のこと』です。

 

 『暗黙(あんもく)の言葉』は、主に男女(だんじょ)の恋のことが多いのです。

 

 先ほどもお話したように、当時は夜に男性が女性のもとに行き、夜をともにすることが恋愛でした。

 

 簡単に言うと男女の暗黙の恋愛を〝枕〟と言いました。

 

【天地創成の解説】

 

 高天原に成りませる神の名は、

 天之御中主神 アメノミナカヌシ

(宇宙根源創造主)

 ※誰もが持っている宇宙エネルギーです

 

 

 次に高御産巣日神 タカミムスヒノカミ

  男性性のエネルギー

 

 次に神産巣日神 カミムスヒノカミ

  女性性のエネルギー

 

 男性性と女性性は、本来誰もが両方持っています。

 

 女性になると女性性のエネルギーがDNAの中で優位に働き、男性になると男性性のエネルギーが優位に働き、それぞれ性の扱いが得意になります。

 

 地球ですと、社会意識(左脳意識)で共通して持っている概念に引っ張られるので、男ならこうあるべきや、女性らしくなど、自分らしくないものも演じなければいけない場合もありますが、本来宇宙はありのままの自分を探究する場であり、そのような縛られた規定はありません。それよりも自分を自分らしく生きる方が大切です。

 

 バランス良く持っている方は性のバランスがとれています。

 

 此三柱の神は、並独神と成り坐まして、身を隠し給ふ

 

 次に国稚く、浮ける脂の如くしてクラゲなすただよへる時に葦牙(あしかび)の如く萌え騰がる物に因りて成りませる神の名は、

 

 宇摩志阿斯訶備比古遅神 ウマシアシカビヒコヂノカミ

 

 惑星が出来る動機です。つまり、物理次元をつくる動機です。ここでは男性が女性に恋をするような形で書かれていますが、恋愛をする時はお互いを知りたいと思う欲求があります。それが惑星をつくるモチベーションに似ています。

 自分とは違う性質のものを創造し、その性質と上手く調和し、自己探究を目指します。

 

 自分が何者なのか定まらない時は、カオス状態の自分が続きます。恋もカオスです。

 

 次に天之常立神 アメノトコタチノカミ

 

 物理次元が誕生した宇宙です。

 コスモス、愛の形が創りあげられました。

 惑星は永遠ではありません。形を変えながら進化を続けますが、テーマとして一度形をつくることは、宇宙から課題を提出されたようなものです。

 宇宙は全てが完璧に動きます。

 

 人間も自分の宇宙を探究する肉体を持ち魂の旅をします。

 この旅では見えない愛を形にしていきます。

 愛はコスモス、宇宙です。

 

 此の二柱の神も、並、独神と成り坐して、身を隠給ふ

 

 上の件五柱の神は、別天神

 以上が宇宙神です。

 

 次に成りませる神の名は、

 国之常立神 クニノトコタチノカミ

 次に豊雲野神 トヨクモノノカミ

 

 この二柱の神も、独神と成り坐して身を隠したまふ

 

 大地の地球神と地球の困難を支える天界神です。

 ギリシャ神話ではガイアとウラノースの関係です。

 ガイアにとって息子でもあり、夫でもあります。

 天と地は不滅の夫婦、支え合う関係です。

 

 次に成りませる神の名は、宇比地迩神

 次に妹須比智迩神

 次に角杙神

 次に妹活杙神

 次に意冨斗能地神

 次に妹大斗乃弁神

 

 次に於母陀流神

 次に妹阿夜訶志古泥神

 

 次に伊耶那岐神

 次に妹伊耶那美神

 

 上の件、国之常立神より以下、伊邪那美神以前を、併せて神世七代(かみよななよ)と称する

 

 地球では〝性〟というものが最も大切だと古事記では教えます。なぜなら、人間が産まれなければ、地球で生きるための探究が出来ないからです。

 

 それから、人間が唯一宇宙を知ることが出来るのが〝性〟だからです。地球にいる種族は物理次元の重たい世界に閉じ込められてしまったような感覚ですので、宇宙をすっかり忘れてしまいます。

 

 自分は何者なのか?

 なぜ生まれてきたのか?

 

 好きな人との恋や愛は、自分を知る近道だと思います。

 

 

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