秋、ものへまかまりける道にて
心なき身にも
あはれは知られけり
鴫立つ沢の
秋の夕暮れ
【意訳】
出家して、ものの情趣を味わうことを断った身の私のような者にも、しみじみとした趣が自然と感じられたことだ。この鴫の飛び立っていく沢の秋の夕暮れは。
あまりにも有名すぎる、三夕(さんせき)の歌の一つです。現在もこの磯の近くには鴫立庵(しぎたつあん)があります。鴫立庵は、元禄八年(一六九五)俳人大淀三千風(おおよどのみちかぜ)が入庵して以来、代々俳人が庵主となり、相模俳壇の中心的存在です。 『東海道中膝栗毛』(十返舎一九(じっぺんしゃいっく))でも、鴫立庵の西行の像をみて、次のような歌を詠んでいます。
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