雲心月性...

慈愛する和歌を拙筆くずし字で紹介致します。

2023-12-08から1日間の記事一覧

新古今和歌集 巻第九 1796

浅茅生の小篠原忍ぶれどあまりてなどか人の夢忘れさらまし 清原深養父 (新古今和歌集 巻第九 1796) 小倉百人一首(36) 歌人/ 〈上の句〉夏の夜は まだ宵ながら 明けぬるを 〈下の句〉雲のいづこに 月やどるらむ なつのよはまだよひながらあけぬるを くものい…

萬葉集 巻第三 482

わが庵は都のたつみしかぞすむ世をうぢ山と人はいふなりけり 柿本人麻呂 (萬葉集 巻第三 482) 万葉集の巻一と巻二は、万葉集の中で最初に編纂されたものと考えられている。多くの和歌が雑歌と相聞歌と挽歌に分けられて、その中で年代順に並べられている。採…

新古今和歌集 巻第十一 2216

白露のつゆのあまりになむ涙をかくせる友なしとはせじ 藤原実定 (新古今和歌集 巻第十一 2216) 百人一首 81番 ほととぎす 鳴きつる方を 眺むればただありあけの月ぞ残れる 後徳大寺左大臣 藤原実定 (1139-1191) 右大臣公能の子で、定家の従兄弟。祖父の徳大…

後拾遺集 巻第一 春上 120 大江匡房

高砂の尾上の桜咲きにけり外山の霞立たずもあらなむ 権中納言匡房 (後拾遺集 巻第一 春上 120 大江匡房) 天山書画 阪本桃水(純子)書 神を創った男 大江匡房 作者:加門 七海 笠間書院 Amazon 大江匡房 碩学の文人官僚 [ 磯水絵 ]価格: 3740 円楽天で詳細を…

萬葉集 巻第十 相聞歌 2240 (再掲)

誰そ彼とわれをな問ひそ九月の露に濡れつつ君待つわれそ 詠人不知 柿本人麻呂 秋相聞 五首 (萬葉集 巻第十 相聞歌 2240) 「君の名は。」★黄昏・誰そ彼・彼は誰時・片割れ時★いわき市小名浜の黄昏 : ゆる山☆湯ったり☆ぶらり旅[ゆゆぶ] 印象に残ったシーンが…

後撰和歌集  巻第四 210

天の川水まさるらし夏の夜は流るる月の淀む間もなし 詠み人知らず (後撰和歌集 巻第四 210) 後撰和歌集: 後撰和歌集 (新 日本古典文学大系) 作者:片桐 洋一 岩波書店 Amazon 和歌文学大系31 後撰和歌集 [ 久保田 淳 ]価格: 13200 円楽天で詳細を見る NUROモ…