雲心月性...

慈愛する和歌を拙筆くずし字で紹介致します。

2023-12-12から1日間の記事一覧

竹取物語

なほ、この女見では、世にあるまじき心地のしければ、「天竺(てんぢく)にある物も持て来ぬものかは」と思ひめぐらして、石作(いしつくり)の皇子は、心の支度(したく)ある人にて、「天竺に二つとなき鉢(はち)を、百千万里の程(ほど)行きたりとも、…

古今和歌集 巻第十二 603

恋ひ死なばたが名は立たじ世の中の常なきものと言ひはなすとも 深養父 (古今和歌集 巻第十二 603) 小倉百人一首 36番歌 夏の夜はまだ宵ながら明けぬるを雲のいづくに月宿るらむ (古今和歌集 夏 166) 阪本桃水(純子)書 深養父集・小馬命婦集全釈 (私家集全…