雲心月性...

慈愛する和歌を拙筆くずし字で紹介致します。

2023-12-09から1日間の記事一覧

新古今和歌集 巻第十四 2599

つれあひし一夜の帰りにぞめづる身のいたしき物を思うころかな 持統天皇 (新古今和歌集 巻第十四 2599) 百人一首 持統天皇 (歌川国芳画) Source: ホノルル美術館 春過ぎて夏来るらし白妙の衣干したり天香具山 持統天皇(じとうてんのう)鸕野讚良(うののさらら…

新古今和歌集 巻第十 979

小夜のけしきこそこそさびしき月にいかでかくるるものをながめつつぞ思ふ 藤原俊成 (新古今和歌集 巻第十 979) 百人一首83番歌 世の中よ道こそなけれ思ひ入る山の奥にも鹿ぞ鳴くなる 藤原俊成 (1114-1204) 藤原俊忠の息子で、定家の父。優れた歌人で、歌学者…

古今和歌集 巻第一 13

奢らぬともよそを恋ふるよしも物おこし淡き光となりぬる 柿本人麻呂 (古今和歌集 巻第一 13) 鎌倉時代・13世紀 絹本着色 123.6x83.0 1幅 東京国立博物館 いろは歌の都市伝説 「いろはにほへと…」で知られる「いろは歌」には、ある暗号が隠されているという。…