雲心月性...

慈愛する和歌を拙筆くずし字で紹介致します。

2024-04-15から1日間の記事一覧

望月の歌 小右記 三后を娘たちで占めた藤原道長の栄華と紫式部の歌

太閤下官を招き呼て云わく 「哥讀まんと欲す。必ず和す。」 答て云く、「なんぞ、和し奉らざらんや」 「誇りたる哥になむ有る。但し宿講にあらず」 「この世をば我が世とぞ思ふ望月の欠けたることもなしと思へば」 余申して云く 「御歌優美なり。 酬くひ答え…