左衛門の内侍といふ人侍り。あやしう、すずろによからず思ひけるも、 え知り侍らぬ心憂きしりう事の、多う聞こえ侍りし。 内裏の上の、源氏の物語人に読ませ給ひつつ聞こしめしけるに、 「この人は日本紀をこそ読み給ふべけれ。まことに才あるべし」 と、の…
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